動画で見るモレないあて方太っている方、痩せ型の方、拘縮がある方など、高齢者は体型や体の状態がそれぞれ異なります。そのため、紙おむつがしっかりとあたっていないとモレの原因となります。そこで、白十字が介護現場の皆様と一緒に作り上げてきた、あて方のポイントをご紹介します。

太っている方、痩せ型の方、拘縮がある方など、高齢者は体型や体の状態
がそれぞれ異なります。そのため、紙おむつがしっかりとあたっていな
いとモレの原因となります。そこで、白十字が介護現場の皆様と一緒に
作り上げてきた、あて方のポイントをご紹介します。

紙おむつをあてる前に

1

尿とりパッドの先端をつまんであてる

尿とりパッドは、尿道口にあたる先端部分をつまんであてます。その際、ムービー内のようにW字型に折り、尿が流れる溝を作ります。そうすることで、尿を吸収体の内側に閉じ込めて、しっかり吸収できます。

2

吸収体と尿道口を密着させる

高齢者の尿は、勢いがなくチョロチョロと流れ出ることが多いため、吸収体と尿道口の間にすき間ができていると、吸収体に届く前に体を伝って足周りなどからモレやすくなります。吸収体の部分をしっかりと尿道口に密着するようにあてることが必要です。

3

そけい線の内側にフィット
させるようにあてる

そけい線とは、足の付け根のラインのことです。そけい線の内側には関節が無いため、動くことがありません。そけい線の内側に紙おむつをあてることで、足が動いても影響を受けることが無く、ズレによるモレを防ぎます。

4

テープをクロスに止める

最後にテープを止める際、下のテープを上側へ、上のテープは腰骨に引っ掛けるようにして下側へ向けて止めます。下のテープを上に向けて止めることは足周りのフィット感、上のテープを下に向けることは腰周りのフィット感を高め、モレの原因となるすき間を防ぎます。

それでもモレる時に
(男性の場合、拘縮の場合)

「体位変換・ポジショニングの推奨角度」の変更について

これまで体位変換・ポジショニングの角度は30°側臥位が望ましいとされてきましたが、褥瘡の発生率に有意差は無かったこと、また30°側臥位で不満を訴えたものが8割以上もいたことなどを踏まえ変更になりました。

我が国の寝たきり高齢者はやせた方が多く、臀筋で支える30°側臥位はむかない場合が多いため、30°ルールにこだわることなく、ご本人の好みに応じた側臥位を選択すべきというようになっています。

出典:日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)」

30°での体位変換

90°での体位変換